会長挨拶

藤巻 素純
今日は、創立記念例会ですので、私の23年間のロータリーの歩みを振り返ってみたいと思います。
私が甲府シティロータリークラブに入会したのは、今から23年前で後藤会長年度です。スポンサーも後藤会員です。
きっかけは、やめてしまいましたが、三沢恒徳氏が私と親戚であったことです。三沢氏と後藤会員が甲府一高校の同級生で、私が三沢さんの事務所にいたときに後藤会員が来て、ロータリークラブに入らないかと言われ、断る理由もないので入会させていただきました。
入会した当時は、はっきり言ってやる気もないし、ロータリークラブに興味もなかったので、例会に行ってもわけのわからない状態でした。
当時、一番いやだったのは、例会の初めに歌を歌うことでした。私の妻は、ロータリークラブのことを歌の会と言っています。
そんな私でしたが、突然転機が訪れました。
飯田祥雄会員が、ガバナーを受ける前の年に、長久保会員から、「お前も地区に出向して勉強してこい」と言われました。私は、「僕みたいのが地区に行っていいんですか」と言いました。長久保会員は、「ともかく行ってこい」と言いました。それで、地区の青少年交換小委員会に出向することが決まりました。しかも、副委員長という役職で配属されました。
既存のメンバーからは、なんで訳のわからない人間が「いきなり副委員長をやるんだ」と言われました。
なんだかんだありましたが、いざ活動してみると、とても楽しい活動でした。外国人と交流が持てるし、ローテックスという若い人たちとも交流が持てたし、これこそロータリーという経験をすることが出来ました。何といっても、若い人材を育てるということに生きがいを感じました。
私は、その後10年、その委員会と関わることになりました。
今のロータリアンとしての自分があるのは、長久保会員からの「お前地区に出向してこい」というアドバイスのおかげだと思っています。
この経験が今の私のロータリアンとしてのベースになっています。さて、ロータリークラブに入ってよかったことですが、一番は、普通では会えない素晴らしい方々と知り合いになれたことです。
日本中どこでも、ロータリアンというだけで知り合いになれます。ほんとうにびっくりしました。
二番目は二番目は、その中でも、一生付き合える親しい友達がたくさんできたことです。クラブのメンバーは、私は家族だと思っています。
三番目は、米山奨学金留学生、青少年交換留学生など多くの外国の方と接触する機会ができたことです。これにより異文化交流・世界平和構築のきっかけが作れました。ロータリーに関わらなければ、一生外国の方と関りを持つことは無かったと思います。
ロータリーの活動は、関わればかかわるほどその素晴らしさを感じることができます。
入って間もない会員の皆様は特にロータリーのいろいろな活動、プログラムに積極的にかかわっていただければと思います。そうすれば、人間的に大きく成長すると思います。
ロータリークラブの活動は、無限の可能性を秘めていると思います。
23年間を振り返ってみました。