会長挨拶

会長挨拶

井上 清美

 本日はガバナー補佐をお迎えする大変光栄な例会です。ご臨席くださった山梨第2グループガバナー補佐 鈴木信行様、ガバナー補佐事務局 土橋幹夫様、心より感謝申し上げます。

 ロータリーの創設者、ポール・ハリスが1905 年、シカゴで彼が仲間たちと始めたのは、「互いを信頼できる職業人の輪をつくること」でした。つまりロータリーとは、信頼・友情・尊敬をベースにした「人間のネットワーク」なのです 。

 ポール・ハリスはこんな言葉を残しています。「友愛と寛容の精神は、世界をより良くする力を持っている」混迷する現代においてこそ、私たちに突き刺さる言葉ではないでしょうか。

 ポール・ハリスがロータリーを創った当時、アメリカは急激な都市化の中で、人間関係が希薄な時代でした。彼は言いました。「人間関係が失われつつあるこの街に、信頼と友情に基づく輪(ロータリー)を築きたい。」つまりロータリーとは、「信頼できる人とつながり、共に学び、共に地域に還元していく」ための”道徳的ネットワーク” だったのです。

 ロータリー創設の初期に「仲間から物を買う」という重要な行動指針の一つがありました。なぜ「仲間から買う」のか?「職業人同士の信頼」でした。「仲間から買う」という行動は、単なるビジネスではなく、友情と信頼を深めるきっかけでもあったのです。これはのちに、ロータリーの「職業奉仕」へと発展していきました。

 奉仕は、誰かが立派なことをすることではありません。一人ひとりが「今できること」を持ち寄って、支え合いながら一歩を踏み出すこと。それがロータリーの原点であり、未来だと思います。クラブの一人ひとりが、それぞれの立場で「私にできること」を考え、小さなアクションを積み重ねていく。それこそが、ロータリーの根幹だと信じています。

 結びに、私たちは、100年以上前にポール・ハリスが灯した「信頼の火」を、いまこの甲府の地で、絶やさず灯し続ける役割を担っています。